季節を表わす名称 2月について【姓名学と季節】
2月になりました。今年に入って暖冬と言われながら寒暖の差が激しく、気候が極端になっています。日本海側や北海道では大雪になることが多く、生活に支障がありました。また、能登半島地震で被災された方々はこうした中、早く厳しい生活から抜け出せることをお祈りいたします。
春はそこまで来ていますが、この時期はまだ冬の厳しさは続いています。日本ではこうした季節や月を表す独自の言葉があります。その名前の表記をご紹介しながら、今年の2月が一体どのような月なのか、ご紹介します!
1.2月を表す和風月名「如月」
2月は和名で「如月(きさらぎ)」です。「如月」とは、まだ寒さが厳しく、着物を重ね着するという意味の「衣更着(きさらさぎ)」からきています。
本来は「如月」という名称は、旧暦の2月を表す和名なので、新暦の3月になった頃を指しています。そのため春の季節を感じる月であり、春の気配が更に強まってくるという意味で「気更来」からきていると言う説もあります。
また、今年の二十四節気では2月4日17時27分から「立春(りっしゅん)」となり、2月19日13時11分から「雨水(うすい)」になります。
「立春」は春の始まりであり、1年の始まりです。旧暦では立春の頃に正月が巡ってきます。また、「雨水」は寒さが緩み雪から雨に変わり、氷が溶けて田畑に水が流れるようになるという意味です。
2.もう一つ月を表す重要なものが「干支」による表記法
もう一つ、月を表す重要な表記法である干支による表記では、今年の2月は丙寅(ひのえ・たつ)の月です。「丙」は十干の3番目で、草木が枝葉を伸ばし繁茂する時です。
草木がその姿を明らかにし、燃えるような勢いのある所から「炳(あきらか)」の「火」を取った文字です。
また、「寅」は草木が陽春の気に養われて、縮まっていた芽が寒い地上に伸び出ようとする意で、「演(のびる)」の「氵」を取ったのが「寅」です。
このようなことから、今月は気分が積極的となり、物事は着実に進んで行きます。また、そのような月にしたいものです。
ところで、干支は月を表すだけでなく、年、日、時刻も表します。この干支による表記法は古代中国から日本に渡り、途切れることなく続いています。この表記法は日本の文化にも深く根付いています。
例えば、正午、午前、午後は「午」の刻から作られたものです。
こうした干支による表記法は、方位や時期についての鑑定にも重要なものとなっています。
3.姓名学の観点から~「如月」の別名~
そして、姓名学の観点から少しお話しますと、2月の「如月」別名の1つに「令月(れいげつ)」があります。
「令月」はめでたい月という意味で、春がすぐ先にあり、何をするにも良い月と言う意味です。
この「令」という字は名前に良く使われますが、2月に関係のある字でもあります。
4.おわりに
いかがでしたか?今年1年をより良い年にするため、2月のスタートダッシュが肝心ですね!