令和三年を迎えて

新年おめでとうございます。令和になって二回目の正月を迎えました。今年も皆様方のご健勝とご多幸、ご活躍をお祈り申し上げます。

五聖閣は昭和3年に創業し、令和3年の今年は93年目を迎えます。このような長きに亘り日本のみならず世界の各地の方々よりご愛顧を賜りまして、厚く御礼申し上げます。"名前を通して社会に貢献し、名前で未来を創造する"企業として、心を込めて活動して参りたいと存じます。

さて、昨年は新型コロナウィルスの感染拡大により、世界中でかつて経験したことのない深刻な状況を引き起こしました。この状況は残念ながら今も続いています。そうした中で今年は一年延期されたオリンピック、パラリンピックが開催される予定になっています。しかし、そのためには新型コロナウィルスを抑え込めるかどうかが鍵となりますが、厳しいものがあります。それでもオリンピックが無事開催されれば、社会を元気づける明るいニュースとなるでしょう。

とは言うものの今年の干支からみると楽な一年ではないでしょう。今年は辛丑の年です。天干の辛は陽気が下がり、陰気が上にあり、陰陽が入れ替わる時です。すべてのものが枯れ落ちて辛痛の気が充満します。これまで築き上げてきたことが次々と崩れ去っていく辛い気分の一年になるかもしれまん。また、地支の「丑」は地中に根を張ろうとしますが、十分に伸びることができずに、あたかも紐を縮めたような状態を表しています。何事も内に秘められ外には具体的には表れません。「辛丑」の今年は精神的には辛く、社会的、経済的にも新しいものがなかなか見えてこない年です。しかし「丑」の内面には陽気を含んでいて、協調の意もあります。今年も後半になると少し明るい雰囲気が出てくるのではないでしょうか。

今、様々な分野でコロナ禍の影響が出ています。そして否応なく「新しい生活様式」を模索しなければなりません。弊社においても「ウィズコロナ」の時代に対応した事業を進めてまいりたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。