五聖閣のあゆみ

五聖閣は昭和3年 (1928年)2 月11日東京大森に設立されました。

大正時代から東京の大森の馬込~山王・中央付近は、川端康成、北原白秋、尾﨑士郎、山本周五郎、宇野千代、三島由紀夫など数多くの文士や芸術家が移り住み、「馬込文士村」 と呼ばれる文化圏を形成していました。創業者"熊﨑健翁”は新聞界で30年余り活躍し、多くの明治・大正の人々を見てきたことから内外の著名人とも深いつながりを持ち、こうした影響から文化的に高い土地である東京大森に五聖閣を創業しました。

熊﨑は、明治の頃より研究を重ねてきた姓名学を創業の翌年昭和4年1月1日に公式発表し、当時雑誌の王様といわれていた「主婦の友」にて発表、同年6月に『姓名の神秘』を出版すると日本中で大きな反響を呼びました。深い考えと理論を持つ熊﨑式姓名学は瞬く間に全国に広がり、その後の日本の姓名学の基本となりました。
創業当時の日本は世界恐慌の影響で暗い日常の中、「姓名の神秘」は一筋の支えとなり、熊﨑の人々の幸福を願い創案された姓名学は、今日も名前の大切さを伝え続けています。

また、熊﨑は五聖閣を創業すると、精力的に執筆、出版活動を行い、姓名学や易学、家相学・方位学、推命学、人相学・手相学、印相学などの普及に努め、五聖閣の名を世間に広めていきました。そして今なお、姓名判断として多くの人々に愛用され、中国・台湾・韓国などの漢字圏の国々にも広まり、ヨーロッパ、アメリカにも知られています。
以来五聖閣は、「名前を通して社会に貢献する」名前創造企業として、名前に関する各種事業と行うとともに、姓名学の研究・普及に努め、またテクノロジーを取り入れた事業の開発、オンラインサービスの強化を図るなど、未来に向けてより一層の発展を図っています。そして、100年企業を目指して歩み続けています。

五聖閣の名前の由来

五聖閣の名前は、設立にあたり創業者熊﨑健翁の人々を幸せにしたいという思いと、教育に対する確固たる考えが基になっています。教育の教えは「道」、「学」、「術」の三体であり、熊﨑健翁はその理念を行なうためには「道」「学」「術」がしっかりしていなければならないと考えました。「道」は正しい目的や考えを持つこと、「学」はその目的を正しい学理により考えること、「術」は道学に基づいて正しく行動することです。

そこで「道」については人の生きる道を教えた世界の聖人である釈迦、モーゼ、孔子、キリスト、マホメットを称えて五聖とし、「学」については東洋運命学の根本である易に関わりの深い伏羲(ふっき)、禹王、文王、周公、孔子を称えて五聖としました。そして「術」については五倫(仁・礼・信・義・智)、五行、名の五格を尊重することから、これらすべてを合わせた意味として「五聖閣」と名付けられました。

沿革

昭和3年(1928年)1月1日 主婦の友新年号“幸運占集の中にて姓名学を発表
2月11日 熊﨑健翁が東京大森に五聖閣を創立
昭和4年(1929年)1月1日 姓名学公式発表、5月 『幸運になる名前のつけ方』出版
6月1日 実業之日本社より『姓名の神秘』出版、瞬く間に数十版を重ねる
昭和7年(1932年) 4月 五聖閣講学院開設。 五聖閣の研究・教育部門として設立し、姓名学、易学などの講座を行う教育施設として開校
昭和7年(1932年)東京神田及び丸の内に出張所を開設(海外にも開設)
昭和15年(1940年)『印相の神秘』刊行し、以降、姓名学を取り入れた印相学が広まる
昭和26年(1951年)2月 衆議院法務委員会で漢字制限の問題について五聖閣二代目代表熊﨑彬恒が名前に使う漢字について講演
平成6年(1994年)11月 新社屋「五聖閣ビル」を創業の地東京大森に竣工
平成18年(2006年)10月 株式会社化し、株式会社五聖閣設立。熊﨑一紗が社長に就任。
五聖閣講学院を全国にも展開。NHK文化センターの他、読売文化センター・六本木ヒルズアカデミアカレッジなどのカルチャーセンターにて姓名学入門講座や赤ちゃんのお名前講座などのマタニティセミナー等も開催。
平成19年(2007年)10月 創業者熊﨑健翁の生誕125年、五聖閣の設立日である2月11日が 「熊﨑健翁記念日」 として制定される。
熊﨑式姓名学を創案し、 日本の運命学の普及と発展に貢献し、速記術を考案した業績に加え、教育委員や区議会議員など地域貢献にも活躍した熊﨑健翁の多くの功績を称えている。
平成26年(2014年)7月 岐阜県恵那郡(現恵那市)出身である熊﨑健翁の功績が称えられ、岐阜県立博物館にて展覧会が開催され、各著書の初版本などが展示紹介された。

五聖閣資料室

熊﨑式姓名学®について

熊﨑式姓名学®について

熊﨑式姓名学®について

熊﨑式姓名学は五聖閣の創始者である熊﨑健翁が易学に基づいて創案した姓名学です深い考えと理論を持つ熊﨑式姓名学は瞬く間に全国に広がり、その後の日本の姓名学の基本となりました。
熊﨑式姓名学®についての画像

熊﨑式姓名学®の考案者 熊﨑 健翁(くまさき けんおう)

熊﨑式姓名学®の考案者 熊﨑 健翁(くまさき けんおう)

熊﨑健翁(くまさき けんおう)は、新聞界で活躍する傍ら易学を究め、「熊﨑式姓名学®」を考案した人物です。昭和3年(1928年)現在の地である東京大森に五聖閣を創業しました。昭和4年6月に発行した『姓名の神秘』は大ベストセラーとなり、現在も姓名判断のバイブルとして重版発行され続けています。
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